4カ月ぶりの本場所が近づいてきた。
大相撲もご多分に漏れずコロナに翻弄された。
春場所は無観客で開催。
夏場所も一度は延期での開催を図るが、緊急事態宣言延長を受けて中止。
複数の力士、親方が感染し、三段目勝武士が28歳の若さで命を落とす悲劇もあった。
これが5月13日の出来事。
まだ1カ月少ししか経っていない訳だ。
ようやくぶつかり稽古が先日再開されたばかり。
七月場所も2週間遅れての開催となるが後1カ月しかない。
力士たちは残り1カ月でどこまで仕上げることが出来るのだろう。
七月場所以降、毎年力士たちが力をつける夏巡業も既に中止が決まっている。
体格が大きいだけに日頃の稽古が不足すると、怪我の心配が増す。
場所が始まったとたん土俵上で怪我が続出するのだけは見たくない。
仕上がりに差がある力士同士の取り組みだと余計にリスクが高い。
こんな事を心配しなければならないなんて・・・
杞憂に終われば良いのだが・・・。
さて、そんなこんなを置いといて、私なりの七月場所の見どころを掲げる。
1.新大関 朝乃山
かねてから次の横綱と期待している朝乃山が大関までやってきた。
朝乃山にとって大関はあくまで通過点である。
数場所で横綱になって欲しい。
なってもらわなければ困る。
2.カド番脱出なるか貴景勝
昨年から怪我に悩まされている貴景勝。
コロナ禍により稽古が出来なかったのは貴関にとってはプラスにならないだろうか。
3.両横綱
両横綱とも最近休場が目立つようになってきた。
しかし出場すれば結果を出して横綱としての責任を果たす。
横綱はほぼ例外なく晩年は休場が多くなる。
そして出場したら黒星先行で引退に追い込まれてしまう。
これが通常のパターンだがこの両横綱はそうではない。
これだけ長くこの状態が続くのはちょっと異常だ。
それだけ両横綱が凄いということだが、今場所もその傾向は続くのか・・・それとも。
4.霧馬山
私が朝乃山についで期待している力士だ。
もう少し体重が欲しいが千代の富士2世と呼ばれる日もそう遠くないかもしれない。
目が離せない!
5.豊山の復活
3年前の名古屋場所で準優勝した時は、今後の活躍が約束されたような感じだったが、これまた怪我の影響で伸び悩み。
もう終わってしまったと思っていたが、気が付けば令和になって全ての場所で勝越し。
十両に落ちてたのが前頭筆頭まで上がってきた。
由緒ある四股名を再び輝かせることが出来るか。
注目したい。
影無茶的にはこういったところを注目したい7月場所。
1カ月後、果たしてどのような結果が出ているのだろう。