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世界フィギュア女子ショートプログラム 紀平梨花2位発進で視界良好

コロナ禍の中、無観客とは言え開催にこぎつけた世界フィギュア

関係者の努力は大変なものだろう。

北京オリンピックの出場枠が決まる大切な大会。

まだ始まったばかりだが、無事に開催を終えて欲しい。

初日女子SPが終わった。

当然のことながら各選手悲喜こもごも。

日本勢では宮原が転倒とカバーにいった連続ジャンプもやっとこさでトゥーループをつけるに止まり16位という失意の順位。

ここは開き直ってフリーを悔いのない演技で締めて欲しい。

坂本花織はスピードもあり全体的には彼女らしさも出ていたが、ルッツがエッジ違反となるなど得点が伸び悩んで6位。

それでも坂本自身は前向きな気持ちを保っており、フリーでの爆発力に期待したい。

エース紀平梨花はまずは上々のスタート。

冒頭3Aと続く連続ジャンプの3Tに新設のqマークがつきGOEが抑えられてしまったが、後半のルッツでは加点ももらいスピン、ステップは全てレベル4。

トップのシェルバコワとは僅か1.92ポイント差なので、qさえもらわなければ首位発進の可能性もあった訳だ。

そのシェルバコワ。

ロシア選手権優勝から好調を持続しているようで、完璧と言えるSPの内容。

SPの81点はパーソナルベストだと思う。

逆に言えばパーソナルベストを出したシェルバコワに対し僅かの差で2位につけた紀平はフリーで十分に逆転の可能性はあると考えて良い。

今シーズンの全日本で成功したクワドを入れて3Aを成功させ、さらにはその全日本で入れなかった質の高いルッツを入れた場合、かなりの高得点が望める。

紀平のフリーのベストは154.72(公認記録)だがこれは2018~2019シーズンのGPシリーズNHK杯の時の物。

今回これを超えてくる得点は自然と出てくるだろう。

もちろんシェルバコワがロシア選手権で見せた超絶フリーの演技を再現されたら逆転は難しくなるが、舞台は世界フィギュア

何が起こるかわからない。

何と言ってもまだ16歳のシェルバコワ。

経験を積んだ紀平が追う強みもあり、精神的には優位に立てる。

ロシア勢ではトゥクタミシェワが貫禄の3位。

3Aの安定度では紀平を上回るかもしれない。

ルッツも問題なく跳ぶし、ティーン勢が次々と出ては消えていくロシア勢の中でトゥクタミシェワは凄いと思う。

SPの衣装を見れば背中に漢字の「愛」で切り取った大胆なデザイン。

いやあ、こういうところはハートを掴まれる。

どんなフリーを見せてくれるのか。

点数的にも十分に首位を狙える圏内だが、彼女は順位争いとは別の次元で魅せてくれる存在だ。

トゥルソワについてだが、見ると身長が伸びている印象。

ロシアティーンが陥る身体の成長に伴う壁と戦っているように思う。

超絶フリーを演じられる状態なのかが気にかかる。

明日は男子SP。

平昌ではSPで大失敗のネイサン・チェン。

そのトラウマを脱することが出来るかどうか。

羽生は練習を見ても調子が良さそうだ。

楽しみでしかない。

 

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