影無茶のスポーツ24/7

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大相撲名古屋場所 白鵬の全勝優勝は賞賛に値するが照ノ富士除く他力士には大喝!だ

大相撲秋場所が終わった。

白鵬照ノ富士の対戦が9年ぶり6回目の全勝対決となった千秋楽。

結果は横綱白鵬が45回目の優勝。

成績は15戦全勝!

皆さんは今場所の結果をどう捉える。

白鵬の全勝優勝を想像できた人はどれくらい居るだろう。

私は全く予想していなかった。

いやいや、そんな予想、普通は出来ないだろう。

それどころか今場所3日目あたりで引退発表・・・。

そういうことになると思っていた。

ところが初日、2日目と難敵相手にバタつきながらも連勝。

こうなれば他の力士とは踏んだ場数が違う。

勝利への執念も他の力士より格段に優っている。

綱を15年張ってきた精神力は他の力士では到底太刀打ちできる代物ではなかった。

白鵬の相撲内容に批判をする人は多い。

確かに14日目正代、千秋楽の照ノ富士戦は褒められた相撲ではない。

しかし横綱とは言え、病み上がりの力士に誰一人勝てないとは情けない。

白鵬を批判するのはお門違いだ。

他の力士の不甲斐なさこそ責められるべきだ。

横綱レースに目を移すと地獄から生還した照ノ富士がワンチャンスを活かした。

突き押し相撲にはどうしても波がある。

2場所連続星を揃えることは至難の業だ。

それに対して照ノ富士は組んで戦う本格派。

通算勝利409勝の内、寄り切りが実に180勝を数える(相撲レファレンスより)。

つまりは四つ相撲の強者が横綱へのパスポートなのだ。

以前に書いたが横綱が生まれないのは、近年の突き押し相撲全盛の弊害だと思う。

そんな中、照ノ富士は膝との戦いにも勝って見事に最高位に登り詰めた。

膝の不安とは今後も付き合っていかねばならず、長く綱を張ることは難しいと思うが、照ノ富士関のここまでの道程を考えると、長く記憶に残る横綱になるだろう。

次の秋場所までは本来なら長い夏巡業。

ここで力をつける力士が現れてくる期待を持ちたいがコロナ禍が続く現状。

照ノ富士に続くのは誰か。

朝乃山の心中はいかばかりか。

白鵬はまたも土俵際で強さを見せて第一人者の座を守ったが、秋場所以降にモチベーションは保たれるのか。

様々な意味で秋場所は大相撲が価値を問われる大切な場所になるだろう。

 

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