わが目を疑いました。
注目のカード、エマヌエル・ロドリゲスVSルイス・ネリ。
WBC王者ノルディ・ウーバーリへの挑戦者決定戦。
それ以上に井上尚弥に対して挑発を続けるネリがどんな戦いを見せるのか。
ところがまたしても体重超過。
しかも再計量を事実上拒否し、金で試合成立を図る愚かな行為。
これで事実上井上尚弥がネリと対戦する可能性はなくなりました。
元々問題児ネリに対して世間は当然の事ながら厳しい見方が多く、井上は対戦するべきでないとの声が多数を占めていました。
それでも流れの中で井上が挑戦を受ける可能性は残っていると私は考えていました。
山中との件で完全にヒールと化しましたが、地の強さはロドリゲスより上。
私はネリがロドリゲスにもウーバーリにも勝つだろうと踏んでいました。
そうなれば、ネリはますます井上への挑発を増幅させてくる。
WBC王者としてのネリとWBAスーパー、IBF2団体のベルトを保持する井上。
トップランク社がどう動くかは別にして、対戦気運は盛上るでしょう。
我々ボクシングファンがネリに対して持っている忸怩たる思い。
このモヤモヤを井上がスッキリさせてくれる。
その感覚を味わいたいと思う私のような人はけっこう多かったと思います。
山中慎介13度目の防衛戦の相手としてリングに上がる前までは間違いなくネリはホープ中のホープでした。
そのホープがとんでもない野郎だった。
山中戦での暴挙に対し大甘裁定のWBC。
そのことを糧にするどころか、益々付け上がってしまったネリ。
もはやこれはスポーツではありません。
しかし世の中にはいろんな思いを持つ人がいるのもまた事実。
今回ロドリゲスが対戦拒否したことに非難する人も多いとのこと。
もちろんロドリゲスの英断への理解の方が多いのは救われますが・・・。
もうネリの顔も見たくない。
中にはスーパーバンタムに階級あげてと言う人もいますが、そんな問題ですか?
でも、これでスッキリしました。
井上がネリと戦う理由は無くなりましたし、対戦をしないことで井上が避けたというイメージもこれで付くことはないでしょう。
ネリに言いたい。
消えて下さい。