影無茶のスポーツ24/7

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夏の甲子園2022 まとめ 青春ってすごく密

夏の甲子園が終わった。

心配されたコロナ感染による影響は最小限で済んだ。

各校の選手、監督、コーチ、学校関係者、父兄、宿舎関係者、大会運営関係者の苦労は如何ばかりかと察する。

その苦労は報われてほんとうに良かった。

優勝は仙台育英

優勝旗はついに、ついに白河の関を越えた。

須江監督のインタビューは珠玉の言葉の連続だった。

青春って密。

これほど青春を言い表した言葉ってなかったんじゃないか。

結果的に仙台育英が優勝したが、今夏の東北勢は強かった。

ベスト4に2校残っただけでなく、大会12勝は東北勢としては過去最多勝利。

2000年台に入って東北勢は急激に力をつけてはいたが、負ける時は比較的あっさり負けていた印象がある。

今回ついに大きな壁を越えたのだ。

大阪桐蔭は強すぎるが故の目に見えない敵に負けたように思う。

優勝してあたりまえ的な雰囲気があり、プレッシャーも半端なかっただろう。

初めから優勝を求められているような異常な状況。

甲子園は弱者に優しく、それは時には大きなうねりとなって強者を襲う。

大阪桐蔭も高校生だったということだ。

今回仙台育英は1回戦から決勝までなんと、のべ16人の投手を起用した。

ひとりのエースだけで甲子園を勝ち抜くことはもう出来ない時代になったのだ。

そうなると、今後優勝する高校は強豪校しか勝てなくなる。

それでは夢がない。

甲子園球場が特別なのはわかっている。

だが他球場との併用で日程にゆとりを持たせ、多くの学校に夢を追いかけられるようにするべきだ。

開会式と準々決勝以降だけ甲子園にして、1~3回戦は複数球場使用で同時にこなし、日程的に余裕を持たせればよいのだ。

高校サッカーのようなやりかただ。

いずれにしても甲子園大会は曲がり角に来ている。

そう思うのだ。

 

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