影無茶のスポーツ24/7

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あの夏いちばん静かな海 何度見てもエンドロールで号泣

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」

 

私は映画やドラマを見てほとんど泣かない(^^;)

映画を観た人が「泣きました!」「号泣しました」って話すお涙頂戴のスポットCMをよく見かけるが、また始まったって思ってしまう。

いやいや、決して私は冷徹な男ではない。

多少はひねくれているかもしれないが・・・。

泣かそう、泣かそうとするシチュエーションでは絶対に泣かない。

しかし記憶に残っている中で大泣きした漫画と映画がそれぞれひとつずつある。

漫画は小学生の頃に見た「おそ松くん」の中の1エピソード。

チビ太の金庫破りだ。

内容は金庫破りのチビ太が更生しようと心を入れ替え、出所後トト子ちゃんの家で働くが、再犯するに違いないとイヤミ刑事がつけまわる。

そんな時トト子ちゃん家に新しい大きな金庫が納品され、ふざけて遊んでいた六つ子の内の誰かが閉じ込まれてしまう。

イヤミ刑事が尾行しているのを知っているチビ太だが、六つ子を助けようと金庫を開けて救い出す。

チビ太はイヤミ刑事に両手を突き出して逮捕してくれと言うが、イヤミ刑事が何のことざんす?って言って去っていく。

そんなシチュエーションだった。

これねえ~、再放送含めて3回ほど見た記憶があるが毎回号泣(笑)

まさかおそ松くんで泣かされるとは。

 

映画は北野武監督「あの夏いちばん静かな海」だ。

真木蔵人演ずるサーフボードにのめり込むろうあの青年と彼を優しく見守る同じ境遇の女性。

最初は馬鹿にしていた周りの連中もいつしか応援するようになり、主人公はサーフィンの大会に出場するまでになっていくが・・・。

周りの人々の主人公に対する接し方がとにかく自然。

時に厳しく時に優しい。

そういった映画だが、私が大泣きするのはエンディングロール。

久石譲の音楽が本編最後からそのままエンドロールでも流れる中、登場人物たちの、本編にはない映像が映されるが、このシーンで毎回大泣きしてしまうのだ。

何回も見たがその度大泣きしてしまう。

もうパブロフの犬状態だ。

琴線に触れまくるんだろう。

何て言うんだろう。

とにかく優しい気持ちになれる。

全くヒットしなかったので見ていない人は多いと思うが、是非観て欲しい1本だ。

 


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完全復活!三原舞依選手 フィギュアスケートGPシリーズ初優勝!

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦MKジョン・ウィルソン杯。

中国大会がコロナ禍によるキャンセルのため代替大会。

ここで三原舞依選手が見事にGPシリーズ初優勝を果たした。

そのニュースを見た時、思わず飛び上がりそうになった。

身内でも親戚でも知り合いでもないが(笑)本当に嬉しかった。

率直にそう思った。

4大陸2度優勝は実績として申し分ないが、もっと活躍できる。

そう思っている人は多いだろう。

三原選手の記事を書く時、毎回書いているのでまた書いとるって思うかもしれないが、とにかくファーストインプレッションが良かった。

もう6年も前になるが、シニアデビューのGPアメリカ。

しなやかに跳ぶジャンプ、美しいスケーティング。

何か乾いた砂漠に水が染みわたっていくような感じ。

その時から日本勢は層が厚かったが、三原選手は誰とも被らない唯一無二だった。

しかし好事魔多し。

これだけの選手が何故か大舞台に縁がなかった。

4位、4位、また4位。

オリンピックどころか世界選手権もシニアデビューの年だけと縁がない。

3年前には体調を崩し休養。

復活してきた時の痩せた姿を見て、その闘病生活がいかに大変だったかわかった。

しかし三原舞依は健在だった。

オリンピックにはまたしても僅差で出られなかったが、4大陸で存在感を発揮。

そして今季GPシリーズで初優勝。

YouTubeではあったが、キス・アンド・クライで歓喜する三原選手を見てこちらまで嬉しくなった。

フリーでレヴィートの点数をクリアするにはかなりの高得点が必要でミスは許されない状況下であの演技。

精神的強さも身に着けてきた三原だったが、今季はSPもフリーも選曲がとても良いと思う。

特にSP戦場のメリークリスマスは私的に三原選手の中でベストプログラムだ。

今季からPCSのカテゴリーが5個から3個に変更になり、昨年まであったインタープリテーション(音楽との調和)がなくなって、名前がパフォーマンスからプレゼンテーションに変わった中に音楽の理解が加わったが、SPでのパフォーマンスで三原は高得点を得ている。

それだけこの楽曲が身体に沁み込んでいるのだ。

しかしながらシーズンはまだ序盤。

フリーも含めて醸成していけば更に心を打つ演技を見せてくれるだろう。

今年こそ世界選手権に出て欲しい。

最高のスタートがきれて本当に良かった。

心から祝福したい。

 

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フィギュアスケート新時代 羽生結弦のいない男子 ロシア勢のいない女子

北京オリンピックがはるか昔のように感じる。

今年の2月に行われたのが嘘のようだ。

次回の冬季オリンピックは2026年イタリアのミラノで開催されるが、まだまだ遠い先のように感じる。

私は過去サンスポの「イザ!」「ツポーツナビ」とブログを投稿させていただいたが、一番アクセスが多かったのはフィギュアスケートに関する話題だった。

はてなにお世話になってからアクセス数は激減(笑)しているが、まあ継続は力なりを信じてこれからも投稿するつもりだ。

今回久々のフィギュアスケートネタである。

既に2022~2023シーズンも始まっており、GPシリーズも3戦を消化した。

オリンピックが終わり、そうでなくても新旧交代の年なのに、今季は羽生結弦選手の競技生活引退、ロシア勢の不参加なども重なり、さらには採点基準の大きな変更もある。

さらにさらにシニア年齢制限の引き上げが段階的に導入され、ミラノ五輪では17歳以上でなければ参加さえ出来なくなる。

これがもっと早くに導入されていたら、ザギトワの優勝はなかったことになり、北京五輪で物議を呼んだワリエラも参加出来なかったことになる。

正に新時代の到来と言えるだろう。

そんなオリンピック年の翌シーズン。

GPシリーズ3戦の結果をおさらいしてどんな選手が活躍しているのか見てみよう。

まず北京五輪男子金メダリストネイサン・チェンはエントリーすらしていない。

ジェイソン・ブラウンやビンセント・ショウも同様だ。

その他にも女子で宮原知子、アリサ・リュウ、マライア・ベルの引退。

特にアリサ・リュウの引退は驚いた。

それに何と言ってもロシア勢が不出場なのはあまりにも大きい。

嬉しいニュースとしては紀平梨花が2年ぶりに帰って来たこと。

まだ本調子ではないが、今はリンクに戻ってこれただけで大きな前進だ。

男子では北京銀メダルの鍵山優真が故障のため欠場。

幸い全日本には間に合うようなのでまずは一安心だ。

こうして男女の参加メンバーを見ると、女子は坂本花織、男子は北京銅、世界選手権金の宇野昌磨がGPファイナルを制する可能性が最も高い。

ここまでの3戦の結果(1~3位)を以下に掲げる。

■初戦:スケートアメリカ

女子

優勝:坂本花織 2位:イザボー・レヴィ―ト(米)3位:アンバー:グレン(米)

男子

優勝:イリア:マリニン(米)2位:三浦香央 3位:チャ・ジュンファン(韓)

■2戦:スケートカナダ

女子

優勝:渡辺倫加 2位:スター・アンドリュース(米)3位:ヨン・ユー(韓)

男子

優勝:宇野昌磨 2位:三浦香央 3位:マッテオ・リッツォ(伊)

■3戦:グランプリ・ド・フランス

女子

優勝:ルナ・ヘンドリックス(白)2位:キム・イエリム(韓)3位:住吉りおん

男子

優勝:アダム・シャオ・イムファ(仏)2:山本草太 3位:友野一希

新たな顔ぶれが多いのと日本選手が必ずどこかに顔を出している。

2戦連続2位の三浦選手は早くもファイナル当確だ。

宇野、山本、友野は次戦NHK杯で激突するが、宇野は間違いないだろう。

ついで山本も2位以内に入れば当確だ。

友野も優勝すればファイナルのチャンスが広がる。

女子も坂本は余程のことがない限りファイナル進出間違いない。

渡辺も坂本とNHK杯で対戦するが、5位以下に落ちない限り間違いない。

他にも日本勢はフレッシュな顔が多く、今季については男女ともに日本勢がフィギュアスケート界を牽引していくだろう。

それだけは間違いない。

 

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ボクシング世界ライトフライ級統一戦 寺地拳四朗VS京口紘人 拳四朗2団体統一 5Rは年間最高ラウンドだ

井岡VS八重樫以来10年ぶりの日本人同士の世界タイトルマッチ。

世界ライトフライ級統一戦寺地拳四朗京口紘人。

両者の対戦は例えて言えば、柔道の阿部一二三VS丸山城志郎。

本来もっと注目されなければならない試合だ。

最近ビッグマッチは地上波で放映することが難しくなってしまったようだが、今回は

Amazonプライム独占だったので幸い観戦することが出来た。

凄い試合だった。

期待以上と言っても過言ではない。

実力者同士の死闘だった。

初回から寺地は左ジャブから右ストレート、ワンツーとスピード豊かに攻撃。

対する京口はガードを固めカウンターを狙いながら、距離が詰まると右アッパー、ボディーを繰り出す。

スピードと手数は拳四朗だが京口もパンチ一発で形勢逆転がありえる怖さを醸し出す。

拳四朗がカミソリなら京口はナタといった趣きだ。

両者持ち味を存分に発揮しての戦いで勝敗の行方は全く予断を許さない。

素人目には手数が優る拳四朗が僅かに優位に見えたが、京口のパンチが拳四朗を捉える場面も目立ちジャッジの好みでどちらがラウンドを取っても不思議でない状況が続く。

そしてクライマックスが5Rに訪れる。

1Rから積極的に攻撃を仕掛ける拳四朗のストレートが京口を捉えダウン。

それまでに多くのジャブを受けていた京口はダメージを受けた様子。

これを見てフィニッシュに向かった拳四朗京口のお株を奪うような猛攻。

しかし京口拳四朗の攻撃に耐える内に拳四朗に打ち疲れが。

失速した拳四朗京口が怒涛の反撃。

京口怒涛のラッシュで拳四朗受け身一方となり一転して劣勢となる。

最後拳四朗がクリンチ気味に京口と身体が絡み合って両者リング上に転倒。

疲労困憊だ。

そこで立ち上がったところでゴング。

正に死闘。

これはもう年間最高ラウンドだ。

6Rは両者ダメージと疲労が残っており回復するためのラウンドだったが、蓄積は京口の方が多かったようで、7R2分過ぎに拳四朗が放った右ストレートで京口はロープにもつれるようにダウン。

明らかに危険な倒れ方で、レフェリーが京口を抱えて試合を止める。

寺地拳四朗WBAスーパーのベルトを奪取いて保持するWBCと2団体の統一に成功。

京口はプロ入り初黒星を初のダウンにより喫することになった。

しかし京口はこれだけダメージを受けていたにもかかわらず最後の最後まで逆転の一発が出る可能性を観ている者に感じさせた。

拳四朗は矢吹に敗れて更に成長した。

リング上でWBOチャンピオンのゴンザレスに宣戦布告。

3本目のベルトを狙うことを高らかに宣言した。

京口も敗れはしたがまだまだ強くなれる印象。

しばらく休養して心機一転リングに復活して欲しい。

 

WBC・WBAスーパー王者 寺地拳四朗 21戦20勝(11KO)1敗

WBAスーパー前王者    京口紘人  17戦16勝(11KO)1敗

プロ野球日本シリーズ オリックス2敗1分から4連勝で26年ぶり日本一

日本シリーズが終わった。

結果はオリックスが4勝1分2敗で26年ぶりの日本一。

昨年の雪辱を果たした。

正直に言おう。

第3戦が終わった時点でヤクルト2連覇はほぼ決まった・・・と思った。

第2戦敗色濃厚だったヤクルトが内山の同点3ランで追いつき、第3戦での快勝。

そこからオリックスが4連勝するとは想像もしなかった。

前回の投稿で第2戦に触れて、オリックスは負けはしなかったが勝てなかったと書いたが後から考えると、勝ちはしなかったが負けなかったことを重きに考えるべきだったのだ。

しかし確かにオリックス投手陣、特にブルペンは強力だった。

山本由伸が戦線を離脱した影響など全く感じさせなかった。

今回のシリーズを見て改めて投手陣、その中でもブルペンを充実させることが優勝への絶対条件だと強く思った。

確かにヤクルトは山田、村上の主軸二人が本調子でなくそれが敗因と見る向きもある。

しかしそれもこれもオリックス投手陣が抑え切ったからだ。

宇田川、山岡、ワゲスパック、阿部、そしてピンチの場面でことごとく火消に成功した比嘉とそれはもう見事な布陣だった。

26年前にリーグ連覇した時も、平井、野村、鈴木平と勝利の方程式が出来上がっており、そのことは偶然ではないだろう。

今回も昨年に続いて野球の醍醐味を味わうことが出来た。

しかしそれらを見ていても必ず巨人ならば・・・と結び付けてしまう。

来年に向けて、ドラフトは大成功に終えられた。

あとは坂本後継とブルペンの充実。

ペナント奪回に向けて避けて通れないことを確認できた日本シリーズであった。

 

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