両リーグ雑感
投手力の良いオリックスが勝ち星を伸ばし、上位3チームがゲーム差無しで並んだ。
勝率1厘ずつの差でソフトバンク、西武、オリックスの順だが宮城が調子を上げてきたオリックスに一番勢いがあるように思える。
残り20試合前後でこのような状況が生まれるとは驚きだ。
これからは痺れるような試合の連続となるだろう。
日本ハムの新庄監督が来年も指揮を執る可能性が高くなったようだ。
そりゃそうだろう。
今年だけで辞めたら全くの賑やかしで終わってしまうことになる。
あと2年で日本ハムがどう変わっていくのか。
新庄監督の元で結果を見せて欲しい。
これに対しセリーグはヤクルト逃げ切りが濃厚だ。
なにしろブルペン陣が好調。
巨人の感想欄で書くがマクガフを延長の最後の最後まで温存できるんだから。
高津監督のブルペン陣への信頼は厚い。
村上が50本の大台を超えてきた。
史上最年少3冠王はほぼ確実だろう。
先週の巨人
スコア
8/30 対ヤクルト 2対4●
8/31 対ヤクルト 8対8△
9/02 対阪神 2対2△
9/03 対阪神 7対1○
9/04 対阪神 2対0○
主な打者の成績
坂本 20打数5安打 打点4 .250 .278
ポランコ 14打数2安打 打点1 .143 .240
丸 20打数4安打 打点1 .200 .278
中田 19打数5安打 打点3 .263 .287
岡本 21打数6安打 打点4 .286 .246
若林 16打数3安打 打点1 .188 .242
吉川 20打数7安打 打点1 .350 .277
大城 17打数6安打 打点2 .353 .257
ウォーカー 8打数0安打 打点0 .000 .265
重信 4打数0安打 打点2 .000 .196
中島 3打数2安打 打点1 .667 .270
増田大 3打数1安打 打点0 .333 .176
増田陸 2打数0安打 打点0 .000 .246
週間チーム打率 185打数42安打 .227 .242
※赤字は今季通算打率
投手成績
8/30先発菅野 7回0/3 自責点2 3.30
8/31先発井上 4秋0/3 自責点4 5.65
9/02先発戸郷 8回0/3 自責点2 2.76
9/04先発赤星(勝) 6回0/3 自責点0 4.24
週間ブルペン陣防御率 24回1/3 自責点6 2.22 3.89
※赤字は今季通算防御率
感想
先々週に終戦と書き、先週には本当に終わってしまうと書いた。
でもって今週の先週の巨人だが、何と延長戦を3試合。
内2試合を引き分けに持ち込み、大きく負け越していた阪神戦で2勝1分。
一度は消滅した自力でのCS進出が再び自力の可能性が出てきた・・・らしい。
らしいと書いたのは今の巨人をあまり信用していないからだ。
土曜日のメルセデスを4回に交代させたことに対して、好意的な評価が見られるが、どうも原監督は先発投手を早めに交代させるのが好みのようだ。
そりゃあ完全に打ち込まれて試合にならない程の出来だったら仕方がないが、そうでない場合に先発投手の責任回数まで到達していなくても交代させる場合をちょくちょく見かける。
原監督には原監督の考えがあるし、あまり采配について文句は言いたくないが、ブルペンの負担が増えるのは間違いない。
巨人は先週3試合延長戦を戦ったが、クローザー大勢は最後を締める場面での登板ではなかった。
大勢を出したからには必ずその回の攻撃で勝負を決めないといけない。
大勢の後で大勢を上回る投手が出てくることはない訳だから。
そこで決められない時点で大きなハンデを背負うことになる。
対照的にヤクルトはマクガフを最後の最後まで起用しなかった。
ブルペン陣が揃っているからこそ出来る芸当だ。
結局巨人は延長戦の3試合を2分1敗と勝つことが出来なかった。
巨人はデラロサがやや上向きなのは朗報だが、ここで存在を示しておかないと来年の契約など出来るものではない。
もう遅い気はするが・・・。
残り試合は18。
今週はホームでDeNAと3試合、中日と2試合。
いよいよシーズン終盤という趣きだ。
ではまた来週。