4月10日、スーパーバンタム級4団体統一王者モンスター井上尚弥が32歳の誕生日を迎えた。
19歳でデビューしてからの活躍はご承知の通り。
日本ボクシング史上最強・最高選手であることを誰も疑わない。
これまで圧倒的なパフォーマンスで幾多の強豪をリングに沈めてきた。
ライトフライから、現スーパーバンタムまで階級を上げ続け、いずれはフェザーに転向する計画で、いまだに成長を続けるあたりは正にモンスター。
しかしそんな井上もいつのまにか32歳。
スポーツ選手としては決して若くはない年齢だ。
ボクシング選手として32歳という年齢はどのようなものなのか。
当然のごとく疑問がわいてくるのだ。
世界を見渡すと先ほど亡くなったジョージ・フォアマンが45歳9か月という最高齢の世界チャンピオンになっているが、これ程でなくても最近は選手寿命は延びている。
3団体統一ヘビー級チャンピオンのウシクが38歳、ウエルター級王者のクロフォード37歳、ロマチェンコも37歳だ。
過去の日本選手世界チャンピオンの引退時の年齢を見ても、昔は、沼田義明27歳、小林弘27歳、西城昭三24歳、柴田国明30歳、ガッツ石松29歳、具志堅用高26歳、畑山隆則26歳、新井田豊30歳と若く、渡辺二朗36歳、徳山昌守33歳が珍しいほどだ。
ところが、2010年代になると、西岡利晃36歳、長谷川穂積36歳、内山高志37歳、山中慎介36歳、村田諒太36歳、現役で井岡一翔35歳、。
明らかに選手寿命は延びている。
さらに井上選手はここまでほとんど打たれたことがない。
ダメージの蓄積が極めて少ないと言えるのだ。
確かにフェザーに上がれば、今まで以上に危険な場面が増えるかもしれない。
しかし井上選手には順応するセンスが十分すぎる程にある。
これからピークを迎え、当初の引退する計画だった35歳時は撤回されるかもしれない。
但し戦い方は変わっていくだろう。
いままでのようにノックアウト勝ちを期待しすぎると、結果は違うかもしれない。
今までが凄すぎるのだ。
現在のスピード、パンチ力に、円熟味が加わり、益々負けにくくなることが考えられる。
他の選手とセンスが違いすぎるのだ。
まずは5月5日(日本時間)ラモン・カルデナス。
そしていよいよSバンタム最強の相手ムロジョン・アフマダリエフ。
さらにはサウジでフェザー級ニック・ボールとのタイトルマッチ。
さらにさらに、中谷潤人との世紀のビッグマッチ。
こんなに先まで予定が決まっている選手なんて聞いたことが無い。
夢のようなロードだが、井上尚弥の円熟味を増した強さがどんなものなのか、楽しみでしかないのだ。
Sバンタム級4団体統一王者 井上尚弥 29戦29勝(26KO)
WBA1位 ラモン・カルデナス 27戦26勝(14KO)1敗
WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ 14戦13勝(10KO)1敗
WBAフェザー級王者 ニック・ボール 23戦22勝(13KO)1分
WBCバンタム級王者 中谷潤人 30戦30勝(23KO)
(2025年4月11日現在)