オリンピック
インタビューでの葛西の涙が印象的だった。 個人では少しの悔しさを見せながらも喜びの笑顔が見られたインタビューだった。 しかし団体でのメダルは、たとえ色が金色でなくても特別の思いがこみ上げてきたのだ。 解説の原田氏も話していたように、団体はチー…
葛西が執念の銀メダル獲得! オリンピックの大舞台で41歳葛西が、ジャンプという危険と隣り合わせの競技でここまでやれるのは、もう奇跡という言葉も陳腐になるほど超絶的な出来事だ。 ジャンプという競技は実際には飛ぶというより、落ちていく競技だ。 風…
羽生結弦選手おめでとう! バンクーバー以降急成長を遂げた羽生が見事オリンピックという大舞台で金メダルに輝いた。 しかしオリンピックというのは本当に恐ろしい舞台だ。 SPをあれほど完璧に滑り上げた羽生が、明らかにおかしい。 冒頭の4回転サルコー…
ついにこの日がやってきた。 フィギュアシングルの戦いの場。 まずは男子ショートプログラム。 いきなり激震が走る。 皇帝プルシェンコの戦線離脱。 団体でロシア王国復活の為に全力で滑り、仲間を応援し自国に金メダルをもたらす大きな力になった。 そのプ…
ハーフパイプの快挙の後、高梨もきっとこれに続いてメダル、それも一番いい色のメダルを取れるだろうと思っていた。 直前に他国選手の好調さや、自身の「満足いくジャンプが出来ていない」というコメントは報道されていたが、本番直前にマイナス要因が出てく…
大会7日目、弱冠15歳と18歳のコンビが日本勢初のメダルを獲得した。 過去のオリンピックで日本が獲得したメダルは、スケート系、ノルディック系が大半で、それ以外はモーグルで里谷が金と銅、猪谷千春氏がアルペン(回転)で銀となっている。 ここで初…
日本の十八番とも言えるスピードスケート男子500M。 今回も円熟の両エース、加藤、長嶋を揃え、否が応でもメダルの期待が高まった。 しかし加藤は1本目で致命的な躓きで出遅れてしまい、2本目追い上げるも5位。 長嶋も安定した滑りを見せたが、力及ば…
フィギュアスケート団体戦が終わった。 メダルを期待された日本は決勝進出5カ国中5位。 この結果をどう見るかは人それぞれだが、個人的には欧米が非常に強い競技の中、アジア勢の日本が決勝に進んだだけで充分意義があると思っている。 ただ、今回の団体戦…
何と言う清々しいインタビューだったろう。 上村愛子がかみしめながら話すひとつひとつの言葉には、彼女だからこその思いがあふれていた。 掛け値なしの素晴らしい滑りだった。 順位はまたも4位とメダルには届かなかった。 しかし彼女の表情はトリノ、バン…
フィギュア団体戦、日本が決勝進出を決めた。 こうやって結果を見ると、リード兄弟、高橋・木原組の頑張りは大きかった。 この2組の6ポイントがなければどうなっていたかわからない。 欧米が圧倒的に強いフィギュアスケートにあって、アジアからただひとつ…
既に注目競技が始まっているので、なんとなくヘンな感じだが開会式が行われた。 今まで多くの開会式を見たが、個人的には贔屓目なしに東京オリンピックが最高だった。 子供心にあの時は興奮した物だ。 何といっても故古関裕而作曲のオリンピックマーチが秀逸…
ついにソチオリンピックの競技が始まった。 上村愛子選手の予選一発通過の嬉しいニュースと共に、伊藤みき選手が無念の負傷により出場断念という悲しいニュースもあった。 スノーボードスリープスタイルでは日本選手の先陣を切った17歳角野が準決勝で決勝…
バンクーバー五輪の涙のVTRが流れていた。 4年前、フリーの演技でトリプルアクセルを2回決めたにもかかわらず、その他の要素でミスが出て、浅田の言う所の目指す演技が出来なかった。 その悔し涙でインタビューにならなかったあの日。 あれから月日が流…
パトリック・チャンは実に正直な男だ。 と、同時にかなり精神的に追い込まれているのではないか。 よほどグランプリファイナルの敗戦がショックだったらしく、「悪魔が肩にのしかかっているようだ」と話したらしい。 グランプリファイナルでのフリー、羽生は…
スキージャンプ陣がソチ入りし、注目の高梨沙羅選手に海外メディアから質問が集中したとのこと。 無理もない。 今大会で最も金メダルの確率が高いと言われている選手が何と17歳の高校生なのだ。 昨年のシーズンW杯で8勝をあげ総合優勝。 誰もが来年まで…
その昔、札幌オリンピック前年のプレオリンピック大会。 アイスホッケー日本代表は、強豪の西ドイツに勝利した。 あの劇的な勝利は、あっという間にアイスホッケー人気に火をつけた。 翌日私が通っていた中学校では、クラスの男子全員でほうきを持ってアイス…
あれから早や4年が経つ。 バンクーバーオリンピック選手団出国の際、ハーフパイプ代表国母選手の服装の乱れに端を発する大騒動。 当時私は彼への大バッシングにうんざりし、国母を気の毒に思った物だ。 思えば、成田童夢、今井メロなど個性的な選手が多いハ…
今回ソチオリンピックで注目される日本選手は多い。 今日はその中でも多くのファンに愛される上村愛子選手について書かせていただこうと思う。 ご存じのように、彼女は長野五輪で当時高校生として参加し、はつらつとした滑りで7位という優秀な成績を収めた…
いよいよ本当にソチオリンピックの開幕が間近となった。 選手団もぞくぞく現地入りを始めているが、開幕を前に世界で一番楽観的じゃないかと思える日本勢のメダル予想をしてみたい。 ここは予想というより、応援の気持ちというか、エールを送る気持ちで書か…
ソチを目前に控え、ノルディック・スキージャンプ陣が好調だ。 女子では高梨沙羅が今季5勝目。通算では歴代トップの14勝目をあげた。 高梨の強さは圧倒的で、W杯通算26戦14勝2位が10回3位が2回。 ロードカナロアも驚く、14-10-2-0とい…
レスリングがオリンピック復活種目に決まって、明暗が別れてしまった野球・ソフトボール、スカッシュ。 ところが、レスリングの発表があって、ほとんどその日の内に野球・ソフトが復活するかもしれないという報道がまことしやかに流れ始めた。 報道によって…
ロゲ会長が五輪マークがデザインされた封筒から取り出した、やはり五輪マークがあしらわれたボードに書かれた名前を静かに読み上げた。 「トーウキョー」 その瞬間の歓喜。 夏季オリンピックにおいては名古屋、大阪、前回の東京と敗れ続けてきた招致合戦。 …
2020年五輪開催地はどこか。 最近この話題が多く聞かれるようになってきた。 私も元気なうちにもう一度国内で開催されるオリンピックを見たい。 巷では横一戦と言われている。 2016年も東京は立候補していて開催の期待が高まったが、ヨーロッパなら…
2020年オリンピック競技種目の最後の1枠を巡って各候補競技の間で争われていたが、レスリング、野球・ソフトボール、スカッシュの3競技が最終候補として残った。 まさかの競技除外からそれこそ国境を超えて団結したレスリングがこの段階で候補に残った…
IOCの調査団がやってきた。 後にも先にもこの1回のみの視察と言う事だ。 招致委員会としては当然勝負どころではある。 何しろ百聞は一見に如かずだ。 ここで何かのサプライズを感じとってもらえなければ勝負にならない。 もちろんサプライズはマネーであ…
2014年2月7日ソチオリンピック開幕。 各競技とも今まさにオリンピック前の大事なラストシーズンを戦っている。 先日女子アイスホッケーが早々に代表決定1番乗りを果たしたが、ほとんどの競技はオリンピックイヤー、すなわち来シーズンの出来で代表が…